ＣＴ検査の限りない創造を目指して

　平成２５年１月３１日（木）１８：３０〜　陸中海岸グランドホテル（釜石）
　せいてつ記念病院放射線科科長で元岩手県放射線技師会副会長の菊地憲一先生が２５年１月をもって退職される事をお祝いして、「菊地憲一さんを送る会」が震災から普及した釜石市の陸中海岸グランドホテルにて開催されました。発起人は親交の深かった岩手医大教授の吉岡先生と菊地先生の部下である菅野さんと駒木さんです、実務を担当した部下の二人はさすがに菊地先生の教えを受けただけあって、プログラムから接客まで完璧にこなしておられました。平日の夜でしたが先生のこれまでの功績や人柄を反映して発起人の吉岡教授や釜石市内の医師、これまで岩手の放射線技師会を支えてくださった技師の方々等、沢山の人がお祝いに駆けつけました。先生は東大附属病院等の勤務経験等からそれまで岩手の技師では考えられないほどの豊富な知識を岩手に持ち帰り、岩手の放射線技術に始めて理論を吹き込んだ方であります。ずば抜けた知識と行動力に加え、関わりあった人は徹底的に大事にし、みんなに尊敬される親分肌の人柄で岩手の放射線技術を常にリードしレベルアップに大きく貢献されると共に県内の放射線技師の厚い信頼を受け、いうなれば岩手の放射線技師のランドマークとして長年ご努力されて参りました。また放射線科のメネージメントはじめ、事務的手法にも才能を発揮され、県内の放射線技師では始めて放射線科科長に就任され、多くの施設の手本としてご活躍されました。ＣＴ関連でも常に最新の装置を導入し、先人的な役割を果たされて来ました。平成１２年には現吉岡教授と共に「高速らせんＣＴ研究会」を立ち上げ、慶応大学の陣崎先生はじめ名だたる講師を招いて全国レベルの講演会を開催し県内のＣＴ技術の向上に大きな役割をはたされました。「高速らせんＣＴ研究会」は平成２１年からは本会と共催させていただいており、県外からも参加者が来るような会になりましたが、これも偏に菊地先生のお力によるものであります。ＣＴ研究会を代表してこれまでの功績や努力に対し敬意を表すると共に深く感謝し、第二の人生に対しエールを贈りたいと思います。

　
吉岡教授
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これまで岩手県の技師会を支えていただいたお歴歴
　
いつもダンディーな菊地先生　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　会を完璧に運営する駒木さん（左）と菅野技師長
　
記念品贈呈