CT検査の限りない創造を目指して

第11回高速らせんCT研究会・第18回岩手県CT研究会を開催しました

 平成23年11月19日(土)14:00〜18:00、エスポワールいわてにおいて上記共催会を開催しました。参加者は過去最高の99名でした。3回目となる今回はテーマを「Dual Energy法」として、県内初のDual Energy装置を導入した県立中央病院の三角さんに使用経験を報告していただき、東北大学の佐藤和宏先生には「Duala Energyの使い方」と題して教育講演を、技術講演は各メーカーからDual Energyの現状と将来展望を報告していただきました。最後に世界でも知られ、日本を代表する放射線科医である慶応大学、陣崎先生から「Dual EnergyCTの可能性を考える」と題して特別講演を頂きました。全体としてもこれまでにないような充実した研究会でしたが、特に陣崎先生の特別講演は、自らRadiorogyに投稿した論文を基に、Dual EnergyCTがCT装置の宿命の一つであった、ビームハードニングアーチファクトの解決につながる可能性からフォトンカウンティングというCT装置の未来像までさすがと唸られるような深い内容の講演でした。陣崎先生を岩手に招聘するという夢のうような事を実現していただいた高速らせんCT研究会の吉岡先生、菊地先生、また完璧な準備をしていただいた第一三共蒲lにはこの場をお借りして御礼を申し上げたいと思います。

【第11回高速らせんCT研究会・第18回岩手県CT研究会共催会】
日 時 平成23年11月19日(土)14:00〜18:00
場 所 エスポワールいわて
参加者 99名

【プログラム】
総合司会:藤村貴順(盛岡日赤)
13:00 受付開始
14:00 開会の辞
     東山行雄 (岩手県CT研究会世話人 一関市国保藤沢病院)
14:05 【会員報告】
    「岩手県初 Dual EnergyCT の使用経験」
    三角和広 (岩手県CT研究会世話人 県立中央病院)
14:25 【教育講演】
    座長 村中健太 (岩手県CT研究会世話人 岩手医大附属循環器病センター)
    「Dual Energy の使い道」
    講師 佐藤和宏 先生 (東北大学病院 診療技術部 放射線部門)
15:10 休 憩
15:20 【オムニパークに関する学術講演】
    渋谷 敦 (第一三共株式会社)
15:30 【教育講演】
    「Dual Energy技術はどこまで進んだか -各メーカーからの報告-」
    座長 菊地憲一 (高速らせんCT研究会世話人 せいてつ記念病院)
    1「80列、320列CTによる Duala Energy 最新技術紹介」
     東芝メディカルシステム梶@営業本部CT営業部 営業技術担当 
     津島 総 先生
    2「DUAL ENERGY の現状と今後の課題」
     潟tィリップスエレクトロニクスジャパン CTモダリティースペシャリスト
     水口 しのぶ 先生
    3「Dual Energy の臨床応用」
     シーメンスジャパン CTビジネスマネージメント部 
     宮西 佐代子 先生
    4「Gemstone Spectral Imaging の現状と今後」
     GEヘルスケアジャパン梶@CT セールス&マーケティング部
     中野 孝一 先生
16:50 休 憩
17:00 【特別講演】
     座長 吉岡 邦浩 先生 (岩手医科大学付属病院 循環器医療センター 准教授)
     「Dual EnergyCT の可能性を考える」   
     講師 陣崎 雅弘 先生 (慶応義塾大学医学部 放射線診断科 准教授)

18:00 閉会

 
99名の参加で満員の開場                     三角和広世話人の発表
 
教育講演の佐藤和宏先生                      教育講演座長の村中健太世話人
 
東芝の津島先生                            PHILIPSの水口先生
 
シーメンスの宮西先生                        GEの仲野先生
 
技術講演座長の菊地 高速らせん研究会世話人        特別講演座長の岩手医大准教授 吉岡先生
 
特別講演講師の慶應義塾大学医学部准教授 陣崎先生

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