CT検査の限りない創造を目指して

第12回高速らせんCT研究会・第21回岩手県CT研究会共催会を開催しました

 平成24年10月27日、県立中央病院4回大ホールにて上記共催会を開催しました。岩手医大教授の吉岡先生、せいてつ記念病院の菊地先生が世話人を務める高速らせんCT研究会と第一三共蒲l、当岩手県CT研究会が共催会を始めて今回で4回目となります。吉岡先生、菊地先生のご尽力で毎回高名な講師を呼んでいただいていることもあり県内でも大分認知され、今回の参加者は100名の大台に乗りました。高速らせんCT研究会の両世話人及び第一三共蒲lには改めて感謝申し上げます。
 今回のテーマは、「逐次近似法を解く」とさせていただきました。プログラムは例年通り前半を岩手県CT研究会、後半を高速らせんCT研究会で担当しました。前半では村中世話人の人体ファントムを使用した各メーカーの逐次近似法の実験報告、3メーカーのユーザーからの報告を行い、後半で前熊本大学医学部保険学科教授の桂川先生と大阪医科大学中央放射線部の吉川先生の特別講演2題を実施して頂きました。特別講演の桂川先生は工学系の出身だけあって、なかなか理解できない逐次近似法のブラックボックス部分を見事に暴き、我々向けにアレンジして解説して頂きました。また、桂川先生は以前岩手に勤務され、岩手の先生方との親交も深いことから、座長は県立中央病院副院長の佐々木先生に引き受けて頂きました。吉川先生は最初に過日不慮の事故で亡くなられた故八町先生の未発表論文を紹介し、後半で自ら使用しておられるAIDR3Dの臨床への応用について話されました。後半の特別講演2題の講師、座長の手配は全て吉岡先生、菊地先生のご尽力によるものですが、公演内容は全国的レベルで素晴らしい内容でした。全体を通しても充実した内容であったと思います。この勢いで次回につなげていきたいと思います。

【第12回高速らせんCT研究会・第21回岩手県CT研究会共催会】
日 時 平成24年10月27日(土)14:00〜18:00
場 所 岩手県立病院4階大ホール
参加者 100名

【プログラム】
13:00 受付開始
14:00 開会の辞
     東山行雄 (岩手県CT研究会世話人 一関市国保藤沢病院)
14:05 【会員報告】
    「逐次近似法を用いたファントム撮影実験の報告」
    村中健太 (岩手県CT研究会世話人 岩手医大附属病院循環器医療センター)
14:30 【ユーザー報告】
    座長 駒木俊明 (岩手県CT研究会世話人 せいてつ記念病院)
    1.,県立中央病院(東芝ユーザー) 
     高橋 亘 (岩手県CT研究会世話人)
    2.奥州市まごころ病院(シーメンスユーザー)
     高橋和也
    3.岩手医大附属病院(GEユーザー)
     鎌田雅義 (岩手県CT研究会世話人)
    4.岩手医大附属病院循環器医療センター(東芝ユーザー)
     佐々木忠司 (岩手県CT研究会世話人)
15:40 休 憩
15:50 【オムニパークに関する学術講演】
    渋谷 敦 (第一三共株式会社)
16:00 【特別講演T】
    座長 佐々木康夫 先生 (岩手県立中央病院 副院長)
    「逐次近似画像再構成法の原理」
     桂川茂彦 先生 (前熊本大学 医学部保健学科 教授)
17:00 【特別講演U】
   
座長 吉岡邦浩 先生 (岩手医科大学付属病院 循環器医療センター 循環器放射線科 教授)
     「逐次近似応用画像再構成法(AIDR3D)の画質評価と臨床への応用 −線量!下げられるの? 下げられないの?−」   
     講師 吉川秀司 先生 (大阪医科大学附属病院 中央放射線部)
18:00 閉会の辞
     菊地憲一 (せいてつ記念病院 放射線科 科長)

 
100名の参加者                           ユーザー報告座長の駒木世話人
 
ユーザー報告の高橋世話人                     会場からの質問
 
特別講演T座長の佐々木康夫先生                 特別講演T 講師の 桂川茂彦先生


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